エスプレッソ 〜直火式〜

 現在、エスプレッソと言えば電気式エスプレッソマシンを使って10〜20気圧くらいの高圧蒸気で抽出する物を指すようです。

 この方式で淹れたコーヒーは、表面にクリーミーな泡が立っているのが特徴で、それがないとエスプレッソではないように思われがちです。

 しかし、エスプレッソの原点は専用の器具を直火にかけて、1.5〜2気圧くらいのお湯と蒸気が混じったもので抽出したものですね。

 このコーナーでは、その直火式エスプレッソについて解説しましょう。

 家庭用でも最低2〜3万円はする電気式エスプレッソマシンに比べて、直火式の器具はデミタス2杯分程度のものなら2千円くらいで購入できます。

 私は1580円で買ったイタリア製の物を使っていますが、充分美味しいエスプレッソが淹れられますよ。

 ちょっと写真が多くなりますので逐次説明を加えて行くことにしましょう。

エスプレッソ1 直火式エスプレッソポットを分解するとこのようになっています。

各部の名称
1:ウォーターポット
2:サーバー
3:豆カップ
4:ストレーナ
5:パッキン


1が下、2が上になってねじ込み式になっており、他の部分がその中に入った構造です。

エスプレッソ2 器具を分解したら、ウォーターポットに水を入れます。蒸気逃がし用の安全弁が付いていますので、それの下まで水を入れて下さい。

 安全弁が水に浸ると危険ですので、必ず弁の下までにしましょう。




エスプレッソ3 水を入れたら豆カップを差し込みます。

 エスプレッソに使う豆は、フルシティロースト〜イタリアンローストのかなり強く煎ったものを細挽きにして使います。
 
  但し、エスプレッソに不慣れな人の場合、この組み合わせでは味のインパクトが強すぎるかも知れませんので、「中深煎り」を「中細挽き」程度からスタートして、好みの煎り方と挽き方を探してみるのが良いかも知れませんね。


エスプレッソ4  ペーパードリップ用の挽き豆でも、やや浅い感じはあるもののそれなりに美味しい珈琲が作れますよ。

次に豆カップに、ほぼ一杯の豆を入れます。





エスプレッソ5 豆を入れたら、メジャースプーンの背中を使って表面を軽く押し固めます。

 この時、強すぎても弱すぎてもダメです。ちょっと難しいのですが、直火式エスプレッソの味はここで決まると言っても良いくらいですから、何度も練習してみて下さい。


エスプレッソ6 豆の上に丸濾紙を敷きます。

 本来これは必要のない物なのですが、ストレーナだけではどうしても微粉がコーヒーに入り、この舌触りの悪さが嫌われるようですから、お使いになった方がなじみやすい味になるでしょう。



エスプレッソ7 次は器具の上半身(笑)です。

 これはサーバーを下から見たものです。






エスプレッソ8 サーバーの下側にある溝に合わせてストレーナを中央に置きます。

 この時、膨らんでいる方が上になるように方向を間違えないで下さいね。




エスプレッソ9 ストレーナを置いたら、パッキンをはめて下さい。このパッキンがストレーナを固定します。

 パッキンがずれていたり傷が付いていると、蒸気が噴き出したりして危険ですので十分注意して下さい。




エスプレッソ10 ここまでセットしたら上下をねじ込んで組み立てます。

 この時も、しっかりとずれないようにねじ込んで下さい。緩いと、やはり蒸気が噴き出してやけどをする恐れがありますので注意して下さいね。

 組み立てができたらガスなどに掛けるわけですが、小型の物は五徳に乗せると不安定になる場合があります。

 こうした場合は、餅焼き網などを利用して安定させて火に掛けて下さい。


エスプレッソ11 ウォーターポットの水が沸いてくると、蒸気が噴き出す音が聞こえてきます。


 ここでは撮影のため蓋を開けていますが、熱いコーヒーが断続的に吹き出すので危険ですから、火から下ろすまで蓋は開けないで下さい。


エスプレッソ12 蒸気の音が止まったらコーヒーの出来上がりです。

 温めておいたデミタスカップに注ぎ、砂糖をたっぷり入れましょう。






エスプレッソ13 泡が立っていないとエスプレッソらしくないと言う方もおいででしょうが、これが直火式エスプレッソです。

 これでは物足りないという方は、しっかり泡立てた牛乳を入れればOKですね。



エスプレッソ14 そしてミルクをたっぷり入れてできあがり。

 ここではちゃんと泡立てた牛乳を入れてあります。






エスプレッソ15 泡立てミルクは素敵だけど難しそう、と思われる方もおいででしょう。実際、専用のミルクホイッパーなるものも売られています。

 しかし、普通の台所用品で充分作れるのです。

 このちょっと細かい網がついたメッシュおたま、これで温めた牛乳を上下にかき混ぜればできあがりです。泡だった牛乳がこのおたまですくい取れるくらいがちょうどですね。


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